カーボンの エアテクス

異形棒製品詳細情報

異形棒(カーボンロッド)の比較データ

異形棒は、丸棒を変形させた特定の形状(例えば螺旋補強材タイプ)を持つCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製品です。この製品は、丸棒の持つ高強度と軽量性をそのままに、さらに特定の用途において効果的に利用できるよう設計されています。高い結合力・優れた耐久性・高い引張強度と弾性率・環境適応性を備えた理想的な補強材です。最新の試験結果や実際の施工事例からも、異形棒がその優れた特性を裏付けています。これにより、信頼性の高い補強材として、広く採用されています。

鉄筋とカーボンロッドの比較

呼び名 鉄筋SD345 カーボンロッド
公称断面積
(mm²)
許容引張応力度
(N/mm²)
許容引張
荷重(kN)
単位質量
(g/m)
呼び名 必要引張
荷重(kN)※2
想定引張
荷重(kN)
単位質量
(g/m)
D10 71.33 180※1 12.8 560 RCF10 32.0 35.3 26
D13 126.7 22.8 995 RCF13 57.0 65.6 43
D16 198.6 35.8 1560 RCF16 89.5 101 65
D19 286.5 51.6 2250 RCF19 129 146 87
D22 387.1 69.7 3040 RCF22 174 192 115
D25 506.7 91.2 3980 RCF25 228 252 150

※1 道路橋示方書Ⅲ コンクリート橋・コンクリート部材編より引用

※2 鉄筋の許容引張荷重÷0.4で算出

異形棒(カーボンロッド)の特長

軽量性

カーボンロッドは従来の鉄筋と比較して大幅な軽量化を実現しています。例えば、D25サイズでは鉄筋の3980g/mに対し、RCF25は150g/mと約96%の軽量化を達成しています。

高強度性能

リサイクル炭素繊維の優れた引張強度により、鉄筋と同等以上の荷重性能を発揮します。想定引張荷重は必要荷重を上回る設計となっており、安全性を確保しています。

環境配慮

リサイクル炭素繊維を使用することで、廃棄物の有効活用と新規炭素繊維の使用量削減を同時に実現し、サステナブルな建設材料として貢献します。

付着性能

コンクリートとの付着試験を通じて、実際の構造物における性能を検証し、実用的な鉄筋代替品としての可能性を追求しています。

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