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異形棒(螺旋補強材タイプ)【標準:2m 】【 2m 以上可】【 2m 以下可】

製品の特徴

異形棒は、丸棒を変形させた特定の形状(例えば螺旋補強材タイプ)を持つCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製品です。
この製品は、丸棒の持つ高強度と軽量性をそのままに、さらに特定の用途において効果的に利用できるよう設計されています。
高い結合力・優れた耐久性・高い引張強度と弾性率・環境適応性を備えた理想的な補強材です。
最新の試験結果や実際の施工事例からも、異形棒がその優れた特性を裏付けています。
これにより、信頼性の高い補強材として、広く採用されています。

高い結合力

螺旋状に変形された異形棒は、コンクリートとの結合力を大幅に向上させます。
これは、ネジのような形状がコンクリートにしっかりと食い込み、抜け落ちに対する耐性を強化するためです。
これにより、インフラ構造物の補強や修繕において、より安定した性能を発揮します。

優れた耐久性

CFRPの特性を活かし、異形棒は長期間にわたり高い性能を維持します。
従来の金属製の補強材に比べて、腐食や劣化に対する耐性が非常に高く、メンテナンスコストの削減や構造物の寿命延長に寄与します。

軽量性

CFRP製品全般に言えることですが、異形棒も例外ではなく、非常に軽量です。
この特性により、施工が容易であり、運搬や取り扱いが簡便です。
特に、難しい作業環境においても、この軽量性が大きな利点となります。

高い引張強度と弾性率

CFRP異形棒は高い引張強度と弾性率を持ち、構造物にかかる応力に対しても優れた耐性を示します。
これにより、耐震性や荷重に対する安定性が向上し、安全性が確保されます。

環境適応性

CFRPは、極端な温度変化や化学薬品に対しても優れた耐性を持ちます。
異形棒もこれらの特性を引き継ぎ、様々な環境条件下でも安定した性能を発揮します。

物性表(カーボンロッドと鉄筋SD345の比較)

カーボンロッド

呼び名 想定引張荷重
(kN)
単位質量
(g/m)
公称径
(mm)
公称断面積
(㎟)
RCF10 35.3 41 5.4 22.9
RCF13 65.6 69 7.4 43.0
RCF16 101 101 9.4 69.4
RCF19 146 146 11.3 100.3
RCF22 192 177 12.5 122.7
RCF25 252 237 14.6 167.4

【比較用】鉄筋SD345

呼び名 公称断面積
(㎟)
許容引張応力度
(N/㎟)
許容引張荷重
(kN)
単位質量
(g/m)
D10 71.33 180※1 12.8 560
D13 126.7 22.8 995
D16 198.6 35.8 1560
D19 286.5 51.6 2250
D22 387.1 69.7 3040
D25 506.7 91.2 3980
※1 道路橋示方書IIIコンクリート橋・コンクリート部材編より引用
※2 鉄筋の許容引張加重÷0.4で算出
※3 この数値は保障数値ではありません。

金属との重さの比較

pair-d22-whole
弊社カーボン製品(丸棒)と金属製品を比較してみます。 写真の左(下)が弊社カーボン製品、右(上)が金属製品です。 2つの製品の長さと強度は同じです。
pair-d22-up
太さを比べてみます。
左が弊社カーボン製品(丸棒)、右が金属製品です。
2つの製品の強度、長さは同じです。
太さの違いがよくわかります。
重量を比べてみました。 左が弊社カーボン製品(丸棒)、右が金属製品です。 2つの製品の強度、長さは同じです。 一般的な家庭用の秤(ハカリ)で測定しても、重量の差は明らかです。
※ご覧の通りの簡易的な計測です。厳密な比較ではありませんのでご了承をお願いいたします。